大連の概説
大連は遼東半島の最南端に位置し、三方を黄海、渤海、渤海海峡に囲まれた、中国北方の最大の港湾都市である。気候的には温帯に属し、年間平均気温も10度前後で適当な湿度を持って東北地方の中では最も過ごしやすい都市。
春は3月〜5月下旬で、4月中旬にはライラック、アカシアリンゴの花が次々と咲き始める。夏の6〜8月まで、太平洋高気圧の影響で南東風が強くなるが、海に囲まれているため、8月でも30度を超える日は10日前後とかなり過ごしやすい。秋の9〜10月はさわやかな日が多く、北風と南風が交互に吹くようになる。冬の11〜3月下旬は北風が非常に強くなるが、同緯度の北京より暖かい。
大連の名は始めて登場するには1860年イギリス人ヨハンワットの測量地図「遼東大聯湾海図」。その後[塔連」[達連」[大連」などの名で登場するようになる。地名の由来に諸説あるが、「塔連」が満州族語の海を中国語に音訳したと言う説が有力だ。日露戦争後の1905年、日本遼東守備軍司令命令で公式に[大連]市と改称された。中山広場を囲む九つのヨーロッパ風建築物は異国情緒を感じさせ、またかつてそれらの建物を日本が使用していたと言う事実は観光客にある種懐かしさを与えてくれる。しかし現在の大連は北方の香港をめざし、近代的都市へと変貌を遂げる活気溢れる街だ。
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