北京の娯楽概説
北京での娯楽は大体伝統芸能とナイトクラブの二つの部分からなる。伝統芸能は京劇と雑技と曲芸、ナイトクラブはディスコとカラオケとバーからなる。
北京オペラと呼ばれる京劇は、18世紀の清朝時代、安徽省で生まれた地方劇を元に発展してきたもので、今世界的な芸術として認められている。日本からも京劇を学ぼうと留学生が来ている。哀調のある胡弓の音色と激しく打ち鳴らされるドラの音、その中で豪華な服装をまとい、派手に隈どった役者たちが演じる世界は目を見張ることもある。催し物は100以上あるが、人気がある三国志や水滸伝などの内容は代表的と言える。上演時間は1時間ぐらいで、途中休憩時間が10分間ある。前席は予約必要。観劇中は写真・撮影はOKであるが、劇場内を歩いたり、おしゃべりしたりしては失礼なので禁物。
雑技は皿回しや桶くぐり、空中人間楼閣など中国版のサーカスと言ったところ。言葉が要らないので見てわかりやすい。上演時間は京劇と同じ、予約が必要。
曲芸は北京の地方芸のことで、漫才や特別の方法で歌を歌うことが中心とされる。昔、北京の人はお茶を飲みながら、曲芸を楽しんでいた。一度経験すると、昔の北京ッ子が如何にのんびりしていたかを想像できる。
ナイトクラブは若者のよく通う所で、特にケンカが多発しているので要注意。また、カラオケなど女性のいるところは、チップを要求されることもあるので承知しておくこと。中国では法律上、女性の付き添いは厳しく禁止されているが、なにかトラブルがある場合は、客の責任になるので、要注意。